陰陽バランス その3

私達人類は誕生してから数百万の時を経ています。

今の所、絶滅せずに存続しています。

他の種で絶滅したものもあれば、より繁栄したものもいます。

陰陽バランスが極端に偏ったものは淘汰され、より中庸に近いものが残っていったのかもしれません。

ただ考えてみてください。

全ての人が中庸を目指したとしたらどのような世界になるでしょう?

極端に劣った人もいないけれど、何かに秀でた人もいない世界。

もっと深い所で考えるのなら、本当に安定した中庸とは小さな集団では陰陽の偏りが大きいが、それらが混ざり合った結果、大きな集団の中では陰陽バランスが取れている状態ということです。

自然界では全体のバランスを保つことが出来るギリギリの所までは陰陽の偏りが許されていますがが、その範囲を大きく逸らしてしまうと淘汰されることがあります。

組織の中で様々な陰陽の偏りがあるということは多様性に繋がっていきます。

ある物は何かを得意とし、ある者は何かを苦手とする。そして互いに補い合いながら強みを伸ばし合っていけるのでしょう。

偏った宿命を持つ人は偏った生き方で良いのです。そこで至らないところは他の異なる偏りを持つ人が人間関係を通して補っていく。

人間関係を通して結果、中庸となるあり方が人間社会の生きる理想となっていきます。


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