前回は家系の新陳代謝の話をしました、少し怖いと感じられた方もいるかもしれません。怖いことではなく自然の摂理なのです。
私は大河ドラマが好きで毎年みています。算命学に通じる多くの学びも得られます。
印象に残った台詞があります。
「武家には武家の役割があります。武家は何か事が起これば、覚悟を決めて生死を決めなければならない。百姓は百姓の役割があります。百姓は丹精込めて田畑を耕し米を作る。これは役割なのです。持って生まれた役割なのです。」
この台詞は、大河ドラマ「天璋院篤姫」の中で幼い頃の篤姫が、お百姓が働いても生活が楽にならず、私は何故ご飯が食べられるのかを問うた時に、篤姫の母君が言われた言葉です。
人は生まれる場所や親を選んで誕生することは出来ません。やさしさだけでは生きられません。特に江戸時代です。もっと大変であったでしょう。
「覚悟を決める。」今は中々使われなくなった言葉です。
天璋院篤姫は大きな覚悟を持って、将軍家に嫁ぎ、明治維新では江戸城無血開城を果たされました。その後は故郷の鹿児島に帰ることを拒み、最後まで江戸城で働いていた女中達の仕事の世話をしたそうです。
最後は江戸の町でひっそりと逝去されたそうです。