夏の高校野球はいよいよ明日決勝戦です!仙台育英高校と103年ぶりに決勝進出を決めた慶應義塾高校の対戦です。高校野球は日本の夏の風物詩の一つと思います。私は子供の頃から何故か高校野球の決勝戦が終わり閉会式を迎えると、今年の夏も終わったなと寂しさを感じたものです。
算命学にも関係する、甲子園の名前の由来についてお話したいと思います。
現在の野球場が西宮に出来た年が大正13年の甲子(甲木の子の年)です。この年は十干十二支の最初の組合せとなる「甲子」の年で60年に1度の縁起の良い年とされ命名されたと伝わっています。
では「甲子」の年ってどのような意味があるんでしょうか。
算命学で考える陰陽五行説では、六十花甲子で60通りのサイクルがあります。
【六十花甲子】を簡単に説明すると。
この世界を作っている時空間を陰陽論で表すと、空間が陽、時間が陰になります。時空間は十干と十二支の組み合わせで構成されています。また、天を陽、地を陰とすると、十干と十二支の組み合わせは天と地の組み合わせでもあります。
五行の木性である甲木と乙木は樹木や草花を意味し、十干のなかでこれだけが生命の性質を持ちます。自然思想では命あるものを始まりと考えるので、十干の始まりは甲木です。
十二支の子は北の方向の質を持ち、十二支盤の頂点で冬至の位置にあります。冬至を過ぎると、丑、寅、卯・・・と続き12種類あります。
十干と十二支の組み合わせを干支(えと)と言います。干支は陽干と陽支、もしくは陰干と陰支の組み合わせからなり、干は陽で天なので上に、支は陰で地なので下に置いて表します。
空間の始まりである甲木と、時間の始まりである子との組み合わせが干支である甲子が、干支の出発点となります。以後続き、全部で60の組み合わせとなります。これを六十花甲子と言います。
甲子園は六十花甲子の出発点です!