長月の俳句

秋が深まると日の暮れが早まるので夜が長いという、夜長月から9月は長月と呼ばれます。

日毎に夕暮れが早くなっていくのが寂しい気もしますが、自然の摂理は変わらないのです。

俳句も自然を詠みます。今月も季語を入れて五七五で説明文にしない。

今月の句です。

●残照や十二神将立ち姿

●面影のなほ遠くなる九月尽

●秋深し老舗ホテルの赤の椅子

●何となく居たる花野のにわか雨

●届かぬと知りて投函風の色

●坂道の三味の調べや鳳仙花

●澄む秋や御ん目やさしき観世音


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