私が感銘を受けた本の中に五木寛之の「人間の運命」という本があります。
2009年に書き下ろされた本ですが何回も読み返しました。
自分が道に迷った時に読み返すことが多いです。
運命は受け入れることしか出来ないのか、運命には逆らうことは出来ないのか、そして覚悟を決める。
作者の心の葛藤が描かれています。
作者は太平洋戦争中に平壌で終戦を迎えています。
想像するだけで過酷であったろうと推測します。
その時の体験を書いています。
運命の残酷さと宿業についても書かれています。
運勢、運気、幸運、不運よく私達が使う言葉です。
運命は変えられるのですか?と問われたら変えられる運命もあるし変えられない運命もある。
思うままにならない世の中に生きる、それでも現在を生き抜けば先の未来に繋がるかもしれないのです。
