③バランスを保つ

人間は自然物であるから生まれてから死ぬまで自然の法則に左右されます。人間の寿命、健康、財力、名誉、知恵、幸福等も影響を受けます。

自然の法則が解明されれば人間の運勢もわかってくるのではないかと考えられます。自然思想では自然と人間の生き方は同じ質と、法則で成り立つと考えます。自然の仕組みを思想学で表しそれを人の生活に当てはめて考えるのが運勢学です。

自然は破壊と再生を重ねながら現存し続けます。それが自然界のバランスを保っています。太陽が照り続ければ、干ばつとなり、森林が破壊されます。逆に森林が多すぎると木を焼き尽くす炎が必要になります。焼け跡からは新たな芽が生まれ森林を再生します。日照りには大雨が必要になり洪水となり、食い止めるための土が必要になります。自然はバランスをとって成り立っています。

自然界と同様に、私達の人間社会もバランスを取りながら生きています。バランスの取れた居心地の良い宿命の人もいれば、森林火災や、日照り、洪水になりそうな宿命の人もいます。これらの宿命は自然界に例えられる家系の流れ、強いては先祖の生き方にあると考えます。

バランスの良い宿命を持って生まれたなら、苦労なく人生を送るかもしれません。それは先祖の恩恵を受けているおかげでもあります。おかげ様を忘れて努力せずに生きていると、人生が本来あるべき「生き方」から外れていきます。本来の宿命を活かし社会のために貢献する生き方が求められているのです。バランスの取れた良い状態は中々ないものです。人間は誰でもバランスを欠いた部分を持ちながら生きています。

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