そして陰陽論が生まれました。
その後、五行説、十干十二支、六十花甲子などの基本の概念が生まれ研究されていきました。
紀元前五百年頃には、それまでの研究が人間の運勢を計るようになり、仏教や儒教や道教にまで大きな影響を及ぼすようになっていったようです。
そして鬼谷子(きこくし)と呼ばれる人物がそれまでの多くの研究をまとめて「算命術」という運勢学の基礎を創り上げたと言われています。
算命術は命を計算する術と書きますが、これは人の寿命がわかるということだけではありません。
人間が一生の間に得られる、財産や名誉や仕事や結婚や健康や知恵などにも寿命があるのではと考えられました。
算命術は算命学という学問として自然法則にのっとって計算できる学問として発展を遂げていったのです。
