このような時代を経て算命学は門外不出の学問となりました。
中国の時代は秦から漢・・・と変わっていきますが戦略の学問であった算命学は絶えることなく保護されていきました。
但し門外不出の学問であり、約2000年もの間一般の人には知られることはなかったのです。
その間、王位継承者は算命学を検証し新たな技法を生み出し発展させていきました。
門外不出の学問とは言っても、長い年月の間には算命学の学問の一部が一般の人にも漏れ、様々な占術が算命学の知識を基に生まれていきました。
代表的なのは四柱推命です。これらは遣隋使や遣唐使の往来で日本にも伝えられ現在でも古い占術として残っています。
日本に正式に算命学が伝わったのは1970年代になってからです。割と最近のことです。理由は・・・
第二次世界大戦が終焉すると中国では文化大革命が起こりました。
ご存じの通り、算命学のような思想や学問は全て禁止され、中国国内ではその知識を発展させることが出来なくなってしまいました。
当時の算命学の正統継承者の一人が(呉仁和)が数千年に渡る算命学の資料を持って日本に渡り、それらを日本の弟子に伝えました。
文化大革命がなければもしかしたら日本には伝わらなかったかもしれません。
それ程、門外不出の学問であったということです。
