映画や、ドラマ、小説の中で一族の争いや悲劇を描くような場面があります。家系の古い武家や、老舗が舞台となることが殆どです。
悲運なことが重なったり、遺産相続の骨肉の争いとなったり、華やかさの裏ではどろどろしている場合が多いものです。
何故そうなるのでしょう?
どんなことでも長期にわたって栄華を誇るのは難しいということです。
大樹があったとします。この大きさになるまでには数百年という歴史があるわけです。木は最初の頃はどんどん成長しますが、ある一定の大きさになると、枝が伸び、養分が根までゆかず少しずつ腐っていきます。生命力がなくなっていくわけです。
では、どうするかというと、剪定をします。
家系の在り方も同じです。家系の中で誰がどのような役割を果たすのかを知っていれば、新陳代謝となっていきます。
これは宿命をみればわかります。みんな同じには生きられないのです。家族全員で大きな成功を遂げると時には不幸な出来事として現れます。
活躍する人がいて、裏方がいる。それぞれの役割を果たすことで新陳代謝し、家を守っていくのです。
