算命学について

算命学の歴史

今から4千年程前古代中国に最初の文明が形成された頃、「人間について研究を重ねた結果、人間は自然物である」という思想が生まれました。これは「自然思想」と呼ばれ東洋思想の源流となりました。これらの膨大な研究をまとめたのが鬼谷子(きこくし)という人物です。運勢学の基礎を築き「算命術」を完成させました。その後、始皇帝は自ら算命学を使い中国全土を統一しました。彼は算命術が外部に漏れないように、厳しく管理したと言われています。門外不出の戦略の学問となりましたが、その後遍歴を経て1970年代になって日本に伝えられました。

算命学における「五行説」

五行説（ごぎょうせつ）は、古代中国からなる自然哲学の思想です。
万物は自然界にあるあらゆる生き物や物質を象徴する「火・水・木・金・土」の5種類の元素からなるという説があり、その元素は互いに影響を与え合いながら循環するという思考です。
算命学ではこの五行説を使い運命を細かく鑑定していく鑑定法です。

算命学の成り立ち

自然の法則が変化する環境と、私達の生き方の関わり方を調べることでどのように生きたらより良い生き方ができるのかがわかります。

人間を知る為に自然を観察し、それを人間を自然の法則に当てはめて計算する学問として発展しました。人間を観察することでそれらを検証する自然科学として発展します。

「陰陽論」「五行」「十干十二支」「六十花甲子」の考え方が生まれ研究された結果、人間の運勢にも影響を与えている概念です。

算命術は算命学として縦横家が使っていました。縦横家とは国と国を繋ぎまとめる軍師のことです。縦横無尽の語源となっています。

算命学思想

算命学は未来がわかるわけでもなく、運勢を知ることで成功者になれるわけではありません。
そんな超人的なことはこの世に存在しません。

結果として人生で起こった出来事を振り返り、自分が納得するすべを知り、生きる力を自信に繋いでいく。未来がこうなるかもしれないと人に言われて、道を決めたら後悔すると思います。算命学の思想に基づいた理解を自らで確認し、努力して、結果を受け入れて進む。このことが後悔のない人生を生きることに繋がると考えます。