役割の話 その3

それぞれの場所に役割はありますが、その通りには役割は消化されないのが現実です。

もし役割に相当する人物がいなかったら、どうしたらよいのでしょう?

幼くして親と離別したり、独身で配偶者が存在しないとか、子供のいない世帯など様々です。

勿論、それに代わるような人物が存在すれば一番よいですが、必ずいるとは限りません。

算命学では陰占と陽占で命式を表します。

陰占は人間に必要な環境を、陽占はその本能を表します。陰占の気の状態が人間を通して出てきたものが陽占となります。

【陰占の場所】

日干支月干支年干支
陽・精神日干
自分
月干
子供
年干
父親
陰・現実日支
配偶者
月支
家系
年支
母親

【陽占の場所】

第四命星
習得本能
第一命星
攻撃本能
中央主星
魅力本能
第三命星
守備本能
第二命星
伝達本能

下記のように繋がっていきます。

父親→習得本能→印

母親→守備本能→福

子供→伝達本能→寿

家系→魅力本能→禄

配偶者→攻撃本能→官

陰占に感情はありません。一生変わらない気の質です。

陽占は変化します。人間関係や好き嫌い、嫉妬や憧れなど環境によって変わっていきます。

この二つの中身から人間の土台が出来上がっていきます。生きていくために必要なもので一生をかけて完成されます。

どんなに陰占において役割となる人物がいても、陽占においてのその人自身の感情が伴っていなければ五徳は得られにくくなります。

五徳とは

福・寿・禄・官・印です。

自分の学びと努力と意欲が必要です。自分自身を高めようとする意欲がある人は年干がしっかりし、未来に希望をもって生きている人は月干がしっかりしてくるわけです。そのように感情が前向きに向いて生きていくことが大切なことなのです。

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