もうすぐ新年を迎えます。門松を立てたり、神棚の注連縄を変えたり、これらは結界を張っているわけです。
特別なことでなくても私達は普段の生活で結界を張っています。家もそうです。部屋があるということは空間を仕切っているわけです。自分の部屋はなどはリラックスするための空間です。
家の中にのれんをかけたり、カーテンをつけたり、入り口と出口を仕切る役目もはたしています。
特に家の中では玄関が大きな結界といえるでしょう。この上にお札を張る家も見受けられます。
仕切りをつけるとは、明確な結界の意味も持つのかなと思います。
茶道でも亭主側の畳と客の畳を仕切りをおき結界を作ります。竹で作られることが多いようです。もうひとつ扇をおき挨拶をするのも結界として使っています。
普段の生活の中で結界は張っているものなのです。他者の侵入を防ぎ自分の空間を居やすい場所に保つ。
特別なことではなく、自然に行っていることだなと感じます。
