花たて矢

写真の帯結びは、花たて矢という名前です。
よく見ると真ん中の襞が綺麗に揃っています。箱襞という襞をとり、広げるとこのようになります。
見た目は簡単そうですよね。
ところが、この箱襞を綺麗にとれるようになるには経験が必要です。
一朝一夕ではとれません。

着付けは技術力も必要ですが、感性も大切です。
その人を見て、パッと見てイメージする
私は襟元と、裾線、胸元の帯揚げの始末に特に気を使います。
この3点は、その人の着姿そのものを表します。

着物👘の着姿って、結構その人の生活感や、生き方みたいのが現れるんですよね。
どんな風にと聞かれると説明するのは難しい😓ですが…
強いて言えば
1本筋の通っている意思の強さとか、媚びない優しさとかでしょうか。
そのような表現を伝えていくことも着付けの醍醐味であります。

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