算命学のカウンセリングの鑑定でお話しする時に、これからどうなるかを気にする方が多く自分や家族はどうなっていくのかを教えて欲しいとおっしゃる方が多いです。
確かに納得です。未来は誰でも知りたいです。でも算命学は未来を見通すような能力や予測することもできません。そのように言ってしまうと算命学は何がわかるんですか?という質問になります。
算命学は宿命を通しての人の在り方を教えてくれます。皆生まれ持った宿命があります。その宿命を知り、生き方を学ぶ。
例えば長男だから家を守るべきだとか、女性も男性と同じようにキャリアを積んだ方がよいとか、結婚や離婚、こどもの育て方のような社会的圧力を感じながら生きていかなければならないのが現実です。
国や、地方、時代によってもこの社会的圧力は様々です。
大切なことはこれらの事柄が正しいとか、正しくないとかでなく、その人の生き方に合っているかどうかです。
日の当たる花と日の当たらない花を比べると、日の当たる花の方が幸せでしょうか?
そのような観点でではなく、日の当たる花は太陽を浴びて大きくたくましく育つけれど、成長を怠けたり努力を怠ると、大きく育つであろう宿命から外れてしまいます。
日の当たらない花は太陽を浴びることが少ないので、大きくたくましくは育つことは出来ないでしょう。でもそれで良いのです。無理に大きくなろうとすると、本来は小さくて慎ましく育つ花の宿命から外れてしまうのです。
人間の生き方も同じです。
それぞれの器があり、生きるあり方が違うのです。
算命学は宿命を通しての生きるあり方を教えてくれます。そして今生きている環境をどのように適応させるのかを知ることが未来の生き方に繋がっていくのです。
どんなに良い宿命を持っていても、努力しなければ開花しないし、良くない宿命でも乗り越える強い気持ちと努力があれば、より強い生き方が出来るようになるのです。
