算命学は占いではありません。人の秘密を当てたり、未来を見通すようなことはできません。算命学は宿命を通しての人の生きる「生きるあり方」を教えてくれます。花の成長を思い浮かべてください。日当たりが良く水が十分備わっている花と、日当たりが悪く水が十分備わっていない花のどちらが幸せですか？と考えがちですがそうではありません。それぞれの花はどのように育つのが幸せなのかと考えます。
前者の方が大きく育ち、後者はあまり大きく育たないかもしれません。それで良いのです。もし不幸なことがあるとすれば、大きく育つはずの条件の良い花が成長を怠けたり、小さく育つはずの花が無理に背伸びして大きくなろうとすると「生きるあり方」が変わってしまいます。
人間の生き方も同じです。それぞれの生きるあり方の合う生き方をすることが幸せに繋がります。
ところが人間は花と違い自由な意思を持ちます。花は自然に対して成長しますが、人間は道徳観や、社会通念、習慣、文化、国などの社会の力に大きく影響されてしまいます。花のような成長に比べると人の生きる社会は複雑で面倒なことだらけです。
今、生きている環境を自分にどのように適応させていくのかを、考える必要があります。そのためには精神性を育て、何が正しいのかを判断する教養が必要です。算命学はそのような精神性を育てる生き方を教えてくれます。
