私達はこの地に誕生した時に十干十二支を天より与えられています。
その十干十二支を人は星として表現しながら生きていくわけです。
算命学ではこの干支や星をみて運勢を判断するわけです。
けれどもこの陰占の干支と陽占の星、更に後天運で回ってくる干支や星だけをみて鑑定をするわけではありません。
その人自身がどんな生き方をしてきたかを、考察しながら宿命を読んでいきます。
なので同じ生年月日であっても全く違った出方をするわけです。
結論を言ってしまうと、この干支や星は素材であって環境や扱い方によって幾通りにも変化します。
例えば、手芸の材料があったとしましょう。毛糸、ボタン、布、ビーズ、これらをどのように何を作成するかは、作り手にかかっています。
この材料たちは、これを作って欲しいという主張はありません。この素材の特徴を活かしどのような物が出来上がるのかを待っている状況です。
セーターになるのか、バックになるのか、帽子になるのか、また違った何かになるのか、使いやすいのか、使いにくいのかは作り手の手腕です。
華やかさとか、色合いとかまた個性も出てくるでしょう。糸の使い方や力加減など様々です。
最後の完成までいかない作品や、失敗した作品、思い通りに出来なかった作品、想像以上に完成度の高い作品など、様々なことがあるでしょう。
自分自身が材料の素材を活かしバランスのとれた作品を完成させるのと同様に、十干、十二支、星の持つ宿命を上手に消化して稼働していくことが自分らしい生き方が出来るのではないでしょうか。