守護神法のこと

算命学の鑑定では守護神法というものがあります。

守護神は自分である日干が程良く力を出せるように働いてくれる干の事であり、守神のような意味合いとは違います。守護霊でもありません。

通常は調候の守護神と言って、日干(自分)と月支(季節)とのバランスで決めていきます。
日干が季節によって弱められていれば、日干を支援する干が守護神になります。
日干が季節によって強められていれば、日干の力を抑える干が守護神になります。

宿命全体に干のかたよりがあれば、そのかたよりを正する干を守護神に取っていきます。
この場合の守護神は調和の守護神と言います。

格に入っている場合は、その格を壊さないような干が守護神になりやすくなります。
破格(完全格に一つ足りない)の場合は、仲間外れになっている破の部分の干が、破格の守護神になります。

守護神の働きを邪魔する干を忌神と言います。

誰にでも守護神と忌神はあります。どのような場所にあって、どの時期に消化していくのかを算命学では読み解いていきます。

守護神や忌神の関わり合いで宿命を読みとれるようになっていきます。

守護神や忌神は人物や五徳や星に直していきます。そこからどのように人生の中で消化していくのかを見ていきます。

人物でしたら、親、祖父母、兄弟、配偶者、子供、友人との関わり方。

五徳でしたら寿、印、福、禄、官の消化の仕方。

星は人体図に現れる使い方。

守護神や忌神は干で取り、支で取る事はありません。干合や位相法を考えずに元の宿命から決めていきます。

同じ生年月日であっても家族関係も、生まれ育った環境も人それぞれで異なります。

現実面をみながら、守護神法も鑑定していくのですが奥が深いです。


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